新芽が出てきたら茶刈機で茶葉を摘み取ります。

茶工場に持ってきて、日干萎凋させます。
日干萎凋(にっかんいちょう)というのは、摘んできた生葉を太陽の光に当てて、茶成分の加水分解や酸化などを起こさせ、茶葉から香りを引き出す為に行っています。
ただ、日に当てればいいというわけでなく、日光の強さや湿度・気温により萎凋する時間を
調節しています。

萎凋した茶葉を蒸し機で蒸します。
蒸すことで茶葉の酸化を止め、葉をやわらかくして揉みやすくします。

蒸した葉を熱風の中で撹拌・加圧しながら、含水率50%位まで乾燥させる。

粗揉での揉み不足を補い、水分のムラをなくす為加圧しながら茶葉を揉む。
(この行程に時間を長く掛けてしっかりと揉み込んでいます)

茶葉を軽く揉みながら乾燥を進める。
茶葉の表面だけ乾燥しないように均一に水分を取り除きます。
茶葉の水分は50%から26%位に減少します。

乾燥機で乾燥させます。香気の変化を防ぎ、長蔵性を持たせるために
茶葉の水分量を5%以下にします。

乾燥が終わるとナベショーのお茶が出来上がりです。
本来は乾燥の前に精揉(せいじゅう)という、乾燥させながら煎茶特有の細長い伸び型の形にする工程があるのですが、熱履歴がたくさんあると香りが飛んでしまうのと精揉という工程は熟練の技術が必要の為、ナベショーのお茶は精揉という工程をカットしています。
だから、香りが高くお茶の形が丸っこくてくりくりしています。



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